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花の怪物(ハード)



・場所:森 (クリックで画像表示)

・必要なイラスト数:3枚
  1.地べたに仰向けで倒れてツタに拘束されているシーン。 イメージ画像表示
  2.頭をツタで締め付けられ、太いツタを口に押し込まれているシーン。 イメージ画像表示
  3.液体を口から無理やり流し込まれて腹ボテ状態となっているシーン。 イメージ画像表示


 ★ シーンイラスト1からスタート


手足をトゲのびっしりと生えたツタに、
すっかり絡め取られて。


アーシャは地べたに
押し付けられるような体勢をして、
花の怪物≠フ慰みものにされていた。


【アーシャ】
「うご……うえええぇぇぇぇ……!
 っは……! っ、ふ…………っ……ぅ……」


ぞわぞわぞわ


ぐちょ……ぐちょ……
ぐちょぐちょぐちょぐちょ


【アーシャ】
「く……ぅっ…………ふぅ……っ!」


ウネウネと揺らめく、
しっとりと露に濡れた細いツタが
アーシャの耳をほじくり続ける。


乱暴にではなく、
内耳を優しくマッサージしながら、
安々と奥へと進入する。


アーシャは前歯を強く噛んで、
新たなツタが口に侵入するのを拒む。


唇の端をトゲに引っかかれて、
わずかに赤い筋が入る。


【アーシャ】
「!? っ……!」


花の怪物の、大きく赤いヒラの付いた顔≠ェ、
アーシャを覗き込むようにこうべを垂れる。


アーシャは息を呑むと可能な限り
素早く息を整え、そうして、グッと止めた。


むわっと、どす黒い花粉が撒き散らされる。
風ではなく湿気に乗って滞留して、
アーシャの頭を執拗に包み込む。


【アーシャ】
「くっ……!!」


アーシャは必死に目を閉じた。
勢いを付けて首を振り、
かすかな風圧で花粉を退けようとする。


しかし抵抗は空しく、花粉は容赦無く、
アーシャの意志が通じないガラ空きの、
まつげと鼻にこびり付く。


花粉は肌の内側の水分にさっと溶け込み、
その下の血管に入り込んで血流に乗り、
アーシャの全身を駆け巡った。


【アーシャ】
「! あ……
 ……ぅは……ぁ…………!…………」


心臓の鼓動が打たれるたびに、
徐々に、何かが変わってゆく。


全身の動脈がうごめくたびに、
妙に体が軽くなってゆく。


血流に乗った花粉は頚動脈を通って
頭の中に入り込んだ時、
アーシャの声色に変化が現れる。


【アーシャ】
「……ん、あっ…………
 ――――――ぁぅ……?……」


アーシャは吐息を甘いものに変えて、
量のまぶたの半分を重くした。


花の怪物はツタを四肢に絡ませる。
決して大きくない、小指の先くらいのトゲが
無数に絡みついて肌を擦る。


【アーシャ】
「……んへ…………はっ……ぅ……」


痛い。


いや、


気持ち良い。


【アーシャ】
「ああっ…………ん……
 ……ん、ふ…………あっ……」


虚ろな目をして、
アーシャは完全に自分を見失う。


四肢をツタに絡め取られ切って、
肌をトゲに裂かれて血だらけになって、
アーシャは頬を赤くして身悶えする。


そうなって――
人間の成人男性の腕ほどもあるツタが一本、
アーシャの半開きの眼の前に垂れ下がった。


ツタはアーシャの頬をピタピタと叩くと、
螺旋を描き、アーシャの頭に巻きついた。


冠状に絡むトゲが、
アーシャの眉とこめかみ一帯を削る。


斟酌などは毛ほども無い。
頭蓋骨が軋むほどの圧力で締め付ける。


【アーシャ】
「!? あああああああああふっ!!」


久方の痛みであり、快楽。


【アーシャ】
「あっ、あは……! はっ、ふ……」


歪んだ喜悦に塗れるアーシャの頬に、
額から流れ出た赤い血が伝う。


――再び、
ツタが口を目がける。


 ★ シーンイラスト2に切り替え


【アーシャ】
「んあっ!? んはぅ、ん――っ!――」


鋭いトゲを付けたツタは
アーシャの口腔を切り裂き、
喉奥を突き破る。


ツタはアーシャの喉の中で、
ぐぐっと縮こまるような動きをして、
一気に花粉をぶちまけた。


その花粉は粉末でなく、
どろりとしたドス黄色い液状で、


まるで――
いや、精液そのもの。


【アーシャ】
「んぶうううううううううううぅぅ」


アーシャの――声ではない。
ましてや悲鳴でも。


それはアーシャの鼻と耳、そして口から、
呑み込み切れない花粉が噴出する音だった。


【アーシャ】
「んげ……げ、う、ぇっ、げ………………」


ツタに喉をこじ開けられた状態では
咳き込むこともできず、アーシャは口から、
だぼだぼと花粉を吐いて垂らした。


花の怪物は満足げにツタを揺らすと、
アーシャの四肢を解放した。


解いたツタ、余っていたツタ、
全部を使ってアーシャの頭を包み込む。


首から下は垂れ下がって、
頭のみを捕まえられる。


ぶしゅ、という音が何度もして、そのたびに、
複雑に絡み合うツタの隙間から花粉がこぼれ、
さらに、アーシャの腹が膨らむ。



 ★ シーンイラスト3に切り替え


【アーシャ】
「ぅぶ……ぐぷっ………………ぐぷ……」


花粉の海がアーシャの胃腸に満ちてゆく。


子を孕んだかのごとく、
アーシャの腹は巨大になった。


ぶじゅぶじゅ……


頭の入口をほぼ塞がれて、
アーシャの体から溢れる花粉が、
下半身の、もう一つの口から流れ出す。


花の怪物は貴重な種子を無駄にしまいと、
アーシャの体を高く持ち上げて、
近くの木の幹に押し付けた。


ヅグ。


花粉の垂れる尻穴を、
太く湿って先端が丸く削れた、
生きた木の枝で栓する。


栓された瞬間、
アーシャの体がピクリと
わずかにだけ反応した。


閉じ込められた花粉が、
アーシャの腹に溜まってゆく。


ときたま、
愉悦に体を蠢かすアーシャの姿は、
まるで風に揺れる果実のよう。


熟れたそれのように、
アーシャの腹が丸く膨れる。


強烈な生臭さを放つ花粉に、
全身を絡め取られる。


…………………………


……………………


 ★ 暗転


しばらくの月日が経ち――


赤い髪の女人植物(アルラウネ)が、
花の怪物の隣に、
そっと寄り添うように咲いていた。