★ 黒背景から開始
【アーシャ】
「・・・ん うぅ・・・」
★ 効果音:べちょ
【アーシャ】
「ひゃっ!?」
★ シーンイラスト1に切り替え
アーシャは顔に何か冷たいものが
かけられたのに驚き、目を覚ました。
【アーシャ】
「うわっぷ、むぅう・・・何なの!?」
【アーシャ】
「えっ? あっ、う・・・いやあぁぁ!!」
アーシャは自分の状況に気づき、
すぐさまツタの拘束から逃れようと
必死にもがいた。
【アーシャ】
(くぅ、何なの? 体が痺れて動かない・・
頭もクラクラするし、これも花粉の影響なの?)
ろくに動くことも出来ないアーシャに対して
甘い蜜のようなものが次々にたらされていった。
【アーシャ】
(いったい何を・・・
ともかく早くどうにかしなきゃ)
★ 効果音:魔力をためる
アーシャは炎でツタを焼き払うために
精神を集中して魔力を体に巡らせ始めた。
★ 効果音:魔力吸収
しかし、突然体中から魔力が流れ出て
いってしまうのを感じた。
【アーシャ】
「なっ!?」
(もしかして、こいつが魔力を吸ってる!?)
【アーシャ】
「そ、それなら・・・
持ってかれる前に
残る魔力で全てを焼き払う!!」
★ 効果音:魔力をためる(ピッチ上げる)
アーシャは魔力を一気に解放し
それを炎へと変換しようとした。
★ 効果音:吸収
★ シーンイラスト2に切り替え
【アーシャ】
「えっ? うぅ!?」
花のツボミが股間にあてがわれたかと思うと
そこから魔力が根こそぎ吸い取られてしまった。
【アーシャ】
「・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・
いきなり、そんなぁ・・・くぅ・・・」
急激な脱力感に襲われぐったりするアーシャ。
そんな中、自分の体に起こるある変化に気づいた。
【アーシャ】
「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
(うっ、熱い・・・蜜のかかったところ・・・
なんか・・・ 火照って・・・・きてる?)
【アーシャ】
(このままじゃ本当にまずいよ・・
でも、いったいどうすれば・・・)
【アーシャ】
「・・誰か! 助け
★ シーンイラスト3に切り替え
っぶ、んぐっ、むっ、んぐううっ!!」
一縷の望みにすがる思いで助けを求めて
叫ぼうとした口は無残にも塞がれてしまい、
そこから蜜を強引に流し込まれてしまった。
【アーシャ】
「んっく、うっ・・・
かはっ、むっ、むがぁ、んん!!」
【アーシャ】
(いやぁ・・・こんなの
早く、吐き出さ、ないと・・・)
【アーシャ】
(・・体中が・・・熱い・・・
頭も・・・ぼおっと・・して・・・)
【アーシャ】
(・・あ、そんなこと・・・より・・・
早く・・・私、逃げ・・・ないと・・・
でも・・甘くて・・・いい、におい・・・)
★ 暗転後、しばらくしてから暗転解除
花の怪物に捕らえられてから数日後
アーシャは蜜で栄養を与えられながら
生き長らえていた。
【アーシャ】
「んっく、んく、ぐっ、んっく・・・」
しかし、混濁した意識が正気に戻ることなどなく
ただただ魔力を永遠に吸われ続けるのであった。
【アーシャ】
(・・・あははっ、美味しい・・・)
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