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〜第9話〜

渇望する大樹




エルデバーム


<アーシャ>
(エルデバームに向かって、凄い量の精気が
 どんどん流れ込んでる・・・)
<エルデバーム>
足りない・・・
まだ、足りない・・・
<少年>
くっ、すげぇ勢いだな。
<アーシャ>
エルデバームさん、止めてください!
このままじゃ、森が枯れ果てちゃうじゃないですか!
<エルデバーム>
ふっ、ははは・・・
あなたは、私に死ねというのか・・・
<エルデバーム>
生き長らえる方法があるというのに
このまま何もせずに死ねというのか・・・
<少年>
生き延びる時間をほんの少し延ばすために
森まで道連れにすんなよ!
自分の死を受け入れやがれってんだ!
<エルデバーム>
森が枯れたら、その外へ・・・
全てを、吸い尽くしてでも・・・
いや だ、しにたく・・ ない・・・
<少年>
やっぱ、何を言っても無駄だな。
でも、森を壊滅させるわけにはいかねえからな。
悪いけど、破壊させてもらうぜ!
<アーシャ>
でも、どうやって?
下手に攻撃しても、精気を吸い取る量が増えるだけで
森が枯れるのを早めるだけなんじゃ?
<少年>
ああ、その通りだ。
だから、奴が精気を吸い取るのを
俺が全力で一時的にストップさせる。
<少年>
その間、俺は何もできないが
あんたが奴をぶっ倒してくれりゃあOKだ。
<アーシャ>
あの巨木自体に攻撃すればいい?
<少年>
ああ。
そんじゃ、いくぜ!


精気を吸い取るのを封じる少年

<エルデバーム>
ガッ・・・
き、きさまら、なに を・・
<少年>
長くは持たねぇからな!
頼むぞ!!
<アーシャ>
了解!
<エルデバーム>
させん、させんぞぉ!!
<???>
オオオオォォォォォ!!!!!
<???>
オオオオォォォォォ!!!!!
<アーシャ>
何か出してきたよ。
<少年>
くっ、悪あがきしやがって。
<少年>
おい、先にその出てきた奴らを始末しちまいな!
<少年>
そいつらを操る力がなくなったときが
エルデバームの最期だ!
<アーシャ>
了解!

エルデバームとの戦闘

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