そこは30人ほどが暮らしている小さな集落でした。 | |
私は先ほどの話を聞くために レナちゃんの家へと向かいました。 |
<アーシャ> 魔物の凶暴化、ですか・・・ | |
<レナの兄> はい、1ヶ月ほど前からですかね 急に凶暴な魔物が多く出没するようになったり 今までおとなしかった動物の気性が荒くなったり… | |
<レナの兄> そんなわけで、森が危険な状態なので 森の奥へ行くことは長老に禁じられているんですよ。 | |
<アーシャ> そうですか、それじゃあしょうがないですね。 | |
<レナの兄> アーシャさんもエルデバーム様のところへ行くのは 今はよしておいた方がいいですよ。 | |
<アーシャ> そうですね。 | |
<レナ> あのねー アーシャお姉ちゃんは エルデバーム様のことを知りたいんだよね? | |
<レナ> それならねー、えっとねー、 ジーナおばあちゃんが、エルデバーム様の お話をしてくれるのー。 | |
<アーシャ> ジーナおばあちゃん? | |
<レナの兄> ああ、ジーナさんはここからもうちょっと奥へ行った ところに住んでる方で、このクレイオスの森のことや エルデバーム様について詳しいんですよ。 | |
<アーシャ> そうなんですか。 せっかくなので会ってちょっとお話をしてみたいですね。 道を教えていただけますか? | |
<レナの兄> はい、えっと、まずですね、 ここから東に向かって真っ直ぐ進んで・・・ | |
とまあ、そんなこんなで 私はジーナさんという人に会いに行くことにしました。 |
<アーシャ> (さて、あとはここを真っ直ぐ進んでいけば 到着するはずなんだけど・・・ 何だか、ちょっと魔物が増えてきたね・・・) | |
<アーシャ> (気を引き締めて行くとしますか) |