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今日はグラノール山のふもとに広がる森に来ています。 |
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ここは騎士団が良く訓練に利用している場所です。 |
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ここ数日、新人の団員の訓練が続けられており 私はその訓練のお手伝いに来ています。 |
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とは言っても、訓練中に遭難者が出たりといった 万が一のことが起きたときの人員として待機しているだけで 訓練自体はほとんど手伝ってはいません。 |
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<2番隊隊長> それでは、今から森を抜けて、ライナス副隊長が待つ グラノール山の山頂までいってもらう。 |
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<2番隊隊長> 各自、地図にある各チェックポイント全てで 札を受け取ること。 |
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<2番隊隊長> 制限時間は2時間。 なお、道に迷った場合には不用意に移動しないこと。 |
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<2番隊隊長> それでは訓練開始! |
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<新人隊員> はあ・・・はあ・・・ |
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<アーシャ> お疲れ様です。 はい、これが、このチェックポイントの札です。 |
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<新人隊員> はあ・・・、はあ・・・ ど、どうも・・・ |
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<アーシャ> あとちょっとですよ。がんばって下さいね。 |
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<アーシャ> (さて、これで全員通過したね。 私も、ライナス先輩のいる山頂に行こうっと。) |
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<ライナス> 15分休憩後、ふもとの小屋まで戻る。 今度は全員一緒に移動するからな。 |
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<ライナス> なお、帰りは各自ここにあるマキを持っていってもらう。 炊飯時に使用するので濡らさないように注意すること。 |
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<新人隊員たち> はい。 |
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<アーシャ> (うわあ、重たそう・・・ みんな、がんばれ~) |
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<男の声> こりゃまた、地味なことやってんなあ。 |
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<男> よう、ライナス。あいかわらず、辛気臭い顔してんなあ。 |
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<ライナス> デュレスタか・・・ 何か用か? |
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<デュレスタ> ちょっと通りかかっただけさ。 |
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<デュレスタ> 賞金の掛かった魔物がこの山にいるってんで、 俺たち「ダークウルブス」が華麗に退治しに来たわけだ。 |
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<アーシャ> (ダークウルブス・・・ ギルドでは、けっこう名の知れたチームだけど この人がリーダーのデュレスタさんか・・・) |
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<デュレスタ> それにしても、よくもまあ、こんなつまんない訓練を 長々とやり続けてるもんだな。意味あんのかよ。 |
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<ライナス> 我々には我々のやり方がある。 |
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<デュレスタ> ははは、 お前さあ、ダグラスそっくりになってきやがったな。 |
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<デュレスタ> まあ、せいぜいがんばりな。 |
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<デュレスタ> いくぞ、お前ら。 |
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<デュレスタの部下> はい。 |
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<ライナス> ・・・・ |
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<アーシャ> (何だか、感じの悪い人たちだなあ) |
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<ライナス> そろそろ休憩終了だ。各自、下山の準備。 |
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<ライナス> ダグラス隊長、全員無事に下山が完了しました。 |
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<ダグラス> うむ、ご苦労。 次は設営と食事の準備だな。引き続き、よろしく頼む。 |
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<ライナス> 了解。 |
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<ダグラス> アーシャ君もご苦労だったね。 |
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<アーシャ> いえ、そんな大したことは、してないですよ。 |
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<ダグラス> 今日はもう手伝いが必要な訓練はないから ゆっくりしていくといい。君の分の食事もこちらで作らせるから。 |
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<アーシャ> すみません、どうもありがとうございます。 |
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<アーシャ> そういえば、訓練中に山頂でデュレスタさんという人が ライナス先輩に声をかけてきてたのですが 騎士団に何か関係のある人なんでしょうか? |
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<ダグラス> デュレスタがか・・・ |
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<ダグラス> 彼は、ライナスやゴードンと同期で 我が2番隊の隊員だった男だ。 まあ、すぐに辞めてしまったのだがね。 |
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<アーシャ> そうなんですか。 |
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<ダグラス> 戦いのセンスが飛び抜けて高かったんだが、 いろいろとあってなあ・・・・ |
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<デュレスタ> くっそー、毎度毎度、基礎訓練ばっかさせやがって。 剣すら持たせてもらえないってどういうこった! |
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<同期の新人隊員> しょうがねえだろ。俺ら、まだ入りたてなんだから。 |
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<デュレスタ> そんなもん関係ねーよ、俺はとっとと戦果を挙げて 世間に俺のことを知らしめてやりてえんだよ。 |
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<デュレスタ> だいたい、自分より弱い先輩の命令なんて 聞いてられねぇって~の! |
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<レオン> はっはっは。 今年の新人は元気なのが多いな。 |
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<デュレスタ> あぁ!? 誰だ、てめぇ。 |
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<同期の新人隊員> お前、知らないのかよ。 この人が次期1番隊隊長候補っていう… |
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<デュレスタ> ああ、てめぇが噂のレオンってやつか。 丁度いい、てめぇ、ちょっと勝負しろや。 |
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<同期の新人隊員> おい、止めとけって。 |
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<デュレスタ> てめぇを倒すのが、俺の実力を認めさせんのに いっちゃん、てっとり早そうなんだよ。 |
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<レオン> う~ん、弱いものイジメの趣味はないんだけどなあ。 |
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<デュレスタ> なんだと、ごらぁ! |
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<レオン> けど、禁煙のはずの城内で、タバコなんか吸ってるようなやつには ちょっとお仕置きが必要だな。 |
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<デュレスタ> 上等だ、このやろう! |
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<デュレスタ> ・・・くそっ、まだだ・・・ 勝負はこれかっ・・ら・・・ |
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<同期の新人隊員> おい、もう止めとけって! |
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<レオン> いやあ、正直おどろいたよ。 ゴードンといい、お前といい、今年は豊作だな。 |
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<レオン> いつでも相手になってやるから、続きはまた今度な。 俺もいろいろと忙しい身でね。 |
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<デュレスタ> おい、こら、逃げんのかよ! 待てよ! おい! くそっ!! |
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<ダグラス> なに? 早く実戦訓練をさせろだと? |
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<デュレスタ> ああ、こんなことばっか続けてたって、強くなれね~んだよ。 とっとと戦いの技術を教えてくれよ。 |
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<ダグラス> 馬鹿者! 基礎が出来ていない者に技術など教えても 付け焼き刃になるだけだ。 |
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<ダグラス> 小さな土台に沢山の物を置こうとしても、乗り切らんだろう。 まずは大きな土台をちゃんと作ってだなあ・・・ |
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<デュレスタ> うるせぇ! 俺の土台が小さいとでも言うのかよ! |
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<デュレスタ> もういい。 騎士なんてやってやれっかってんだ! |
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<ダグラス> おい、待たんか、こら。 |
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<ダグラス> まったく、どうしたんだ急に・・・ |
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<ダグラス> そうか、そんなことがあったのか・・・ |
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<レオン> すみません。 少しは真面目に訓練するようにと思ってのことなのですが… |
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<ダグラス> 何かしら事を起こさんことには 他の新人への示しもつかんし、今回はしょうがないだろう。 |
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<ダグラス> (だが、彼のようなものにこそ、しっかりと基礎を 身につけさせてあげたかったのだがな・・・) |
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<ダグラス> 若い者が血気盛んになるのはいいことなのだが あせらずに地盤をしっかりと固めないことには 上手くいかないことというのは多々あるのだがね。 |
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<アーシャ> 人を教育するというのは、いろいろと大変なんですねえ。 |
コンコン | |
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<ダグラス> ん? 開いとるよ。 |
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<ライナス> 隊長、山で遭難者が出たもようです。 |
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<ダグラス> なんだと? |
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<デュレスタの部下> すみません、どうか捜索をお願いします。 |
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<アーシャ> あなたはダークウルブスの・・・ |
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先ほどのダークウルブスの人の話だと 山に入ったメンバーの人たちが、予定の時間を3時間過ぎても 誰一人戻ってきてないそうです。 |
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山に入ったメンバーは全部で5人。 私達は早速、捜索のために山へと向かいました。 |
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<ダグラス> ライナスは西側を、アーシャ君は南側を頼む。 私は他の隊員とで残りの場所を探してみる。 各自、魔物に気をつけろよ。 |
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<アーシャ> はい。 |