第4話 その2



湿地帯を探索中・・・


<アーシャ>
うーむ、さすがに見つからないかあ・・・
<アーシャ>
ん?
<アーシャ>
あっちの方で、剣と剣のぶつかり合うような音が・・・

キンッ  キンッ!

<ライナス>
せいっ!
<男>
でりゃ!
<アーシャ>
(ライナス先輩とゴードン先輩だ・・・
 訓練中かな?)
<ゴードン>
お、アーシャちゃんじゃないか。
<アーシャ>
こんにちは
<ゴードン>
どうした? こんなところへ。
<アーシャ>
ちょっと探し物を・・・
<ゴードン>
探し物?
<ゴードン>
あ! もしかして、さっきのあれじゃねぇか?
<ライナス>
時計だ。
先ほど、向こうから飛んできた。
<アーシャ>
そうです、それです!
<ゴードン>
そりゃあ、良かった。
<アーシャ>
はい、どうもありがとうございます。
<ライナス>
それが飛んでくる前に、かすかに爆発音が聞こえたが
何かあったのか?
<アーシャ>
い、いえ、これといって特には何も・・・
<ライナス>
そうか・・・
<アーシャ>
ところで、お2人は、こんなところで訓練ですか?
<ゴードン>
ああ、武道大会が近いからな。
秘密特訓ってやつさ。
今年こそ、レオン隊長を倒して優勝してやるぜ。
<アーシャ>
期待してます。がんばってください。
<ゴードン>
アーシャちゃんも女子の部に出場するんだろ?
がんばってな。
<アーシャ>
はい。
<ライナス>
無理はするなよ。
<アーシャ>
はい。

 
 というわけで、ルー君の懐中時計も無事に見つかって
 めでたし、めでたし、でした。

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