第2話 その2



森の中を探索中・・・


<アーシャ>
(あ!あそこに生えてるのは、たぶん、シアノコとバラミン。)
<アーシャ>
(でも、トレントがまるで花を守るかのように
待ち構えている・・・)
<アーシャ>
トレント1体だけなら問題ないけど
妖精がどこかに隠れているかもしれないから
注意して戦わなきゃ・・・)


戦闘に勝利

頼まれた材料を獲得

<アーシャ>
(さ、材料も手に入れたことだし
早くグレニアさんちに戻ろうっと)

グレニアさんの家に到着


<アーシャ>
(ちょっと遅くなっちゃったかな)

コンコン
<アーシャ>
こんばんは
<グレニア>
おかえり、アーシャさん。
用事は無事に済んだかい?
<アーシャ>
はい、バッチリです。
<グレニア>
それは良かった。こっちもパーティーの準備はバッチリだよ。
ささ、中へどうぞ。
<アーシャ>
おじゃましま〜す。

リビングへ


<ルーファス>
お疲れ様です、アーシャさん
<グレニア>
それじゃ、料理が冷めないうちに始めようか。
<アーシャ>
うわ〜、すごい豪華ですね。
これ、全部グレニアさんが?
<グレニア>
ああ、こう見えても料理は得意でね。
<アーシャ>
どれもこれもおいしそうですね。
<アーシャ>
でも、まずは
ルー君のもうすぐ誕生日を祝して、かんぱ〜い。
<グレニア>
乾杯!
ルーファス、もうすぐ誕生日おめでとう。
<ルーファス>
どうもありがとうございます。
<グレニア>
さ、遠慮せずにどんどん食べちゃってね。
<アーシャ>
はい、もうお腹ペコペコなので、遠慮なくいただきま〜す。


しばらくして


<グレニア>
ところで
アーシャさんには好きな人とかいるのかい?
<ルーファス>
(な、何を突然!?)
<アーシャ>
好きな人、ですか?
<アーシャ>
いっぱいいますよ。エリーにルー君にグレニアさん、
クリスに、…ライナス先輩に、レオン隊長、それから・・・
<グレニア>
はっはっは、私もかい。嬉しいねえ。
(う〜む、そういう意味の好きを
 聞いたわけじゃないんだけどなあ)
<ルーファス>
レオン隊長って、あの一番隊隊長の、レオン隊長ですか。
<アーシャ>
うん、ルー君、知ってるんだ。
<ルーファス>
レオン隊長は有名ですから。
人望もあって実力もあって、いろんなところで活躍してて
僕にとっても姉さんにとっても憧れの存在なんです。
<ルーファス>
貴族の家柄でも、騎士の家系でもないのに
実力だけで隊長に上り詰めた天才だって話をよく聞きます。
<アーシャ>
そうだねえ。ルー君もレオン隊長みたいな
立派な人になれるといいねえ。
<ルーファス>
え、いえ、僕なんかじゃ無理ですよ。
<アーシャ>
そんなことないよー。
ルー君、魔法がとっても上手でしょ?
でも、それは最初からそんなに上手だったわけじゃなくて
<アーシャ>
がんばって勉強したから上手になったはずでしょ?
だから、もっともっと上手になりたいなら、
もっともっとがんばればいいだけなんだよ。
<アーシャ>
そうやって、いろんなことを一生懸命がんばっていけば
必ず立派になれるから。
最初からあきらちゃダメだよー
<アーシャ>
そうやってがんばってる人って大好きだよ、私。
<ルーファス>
は、はい、僕もがんばります。
<グレニア>
(はっはっは、自分が大好きって言われたわけでもないのに
 あんなに赤くなっちゃって・・・)
<グレニア>
さ、もう時間も遅いし、そろそろお開きにしようか。
アーシャさんも今日はいろいろと疲れたでしょ。
部屋の用意は済んでるから、ぐっすり休んじゃってね。
<アーシャ>
あ、はい、どうもありがとうございます。
<アーシャ>
それじゃあ、ルー君、また明日ね。
おやすみ〜
<ルーファス>
おやすみなさい。
<グレニア>
それじゃ、部屋は右に曲がって直ぐのところだから。
<アーシャ>
はい、おやすみなさい。
<グレニア>
おやすみ。

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