<アーシャ> (これでも、駄目かあ。 まいったなあ・・・) | |
<???> ・・・アーシャさん、聞こえますか? ・・・アーシャさん・・・ | |
<アーシャ> (ん、この感じは・・・ エルデバームさん?) | |
<エルデバーム> よかった、聞こえているみたいですね。 | |
<アーシャ> はい、聞こえてますよ。 | |
<エルデバーム> 封印がまた1つ解けました。 どうもありがとうございます。 | |
<アーシャ> あ、はい。 (そっか、さっきのゴーレムは封印も担ってたんだ) | |
<エルデバーム> 森の様子もある程度見渡せるようになりました。 アーシャさん、遺跡に閉じ込められて しまっているようですね。 | |
<アーシャ> そうなんですよ。 どうにか脱出したいんですけど 私の力じゃ、どうにもならなくて・・・ | |
<エルデバーム> わかりました。 どうにか方法を考えてみます。 | |
<アーシャ> よろしくお願いします。 | |
<アーシャ> あ、でも、そろそろ街から応援が来る頃なので その人たちに頼んでくれれば大丈夫ですよ。 | |
<エルデバーム> ・・・ それについてなのですが、 | |
<アーシャ> はい? |
<アーシャ> そう、ですか。 シルファが・・・ | |
<エルデバーム> 封印のある場所からシルファさんの気が かすかに感じ取れますから、そこに 連れ去られたとみて間違いないでしょう。 | |
<エルデバーム> 気の感じから察するに、命に別状はないと思います。 | |
<アーシャ> (私と同じように どこかに閉じ込められているだけかな?) | |
<アーシャ> (それにしても 街に応援を呼びに行けてないのは問題だね・・・) | |
<アーシャ> (とにかく、ここから脱出しなくちゃ!) | |
<エルデバーム> あ、アーシャさん 今、ここに誰かが近づいてきてます。 | |
<アーシャ> 誰でしょうか? | |
<エルデバーム> 私は会ったことがない人ですね。 でも、助けになってくれるかもしれません。 ちょっと、コンタクトを試みてみます。 | |
<アーシャ> はい、よろしくお願いします。 |
<ゼライド> くっそー。 シルファどころかアーシャさんも見当たらねえ・・・ | |
<エルデバーム> すみません、私の声が聞こえますか? | |
<ゼライド> うお! なんだ? 頭ん中から急に声が? へ? あれ? | |
<ウリ> ブモ? |
<エルデバーム> アーシャさん、どうにかなりそうですよ。 | |
<アーシャ> そうですか! |
<アーシャ> わっと・・・ | |
<外からの声> よし、ウリ、もういっちょ! | |
<アーシャ> この声は・・・ |
<ゼライド> アーシャさ〜ん、無事ですかーー | |
<アーシャ> ゼライド、それに、ウリまで! | |
<アーシャ> ありがと、助かったよ。 怪我の方は、もう大丈夫なの? | |
<ゼライド> はい、ばっちし全快っす。 さあ、シルファもサクっと助けに行きましょう。 | |
<アーシャ> う〜ん・・・ 直ぐに助けに行きたいところだけど 敵についての情報がもうちょっと欲しいかな。 | |
<アーシャ> あと、こっちの状況が相手にどのくらい 読まれちゃってるかってのも問題なんだよね・・・ | |
<エルデバーム> もう今なら、敵は森の様子を見渡すことが できないはずです。 | |
<エルデバーム> それに、アーシャさんが閉じ込められた後、この周辺に ゼライドさんたち以外に誰も来ていませんから 脱出できたことも知られてないでしょう。 | |
<ゼライド> こりゃあ、隙を突いて助けるチャンスっすよ。 | |
<アーシャ> う〜ん、こちらの動きが読まれてないなら どうにかできそうだね。 じゃ、直ぐに向かおう! |
<アーシャ> (私が正面から封印の場所に向かって、敵を引き付けて ゼライドは、ウリに身を隠しつつシルファを探す… 月並みだけど、しょうがないよね) | |
<アーシャ> (どんなふうに捕まってるかが問題だけど・・・ ともかく、まずは目的地に進もう) |