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ブライトリング B31機芯とは? — 「自製機芯」としての真価と、タグ・ホイヤーTH31との関係を解説

ブライトリング B31機芯とは? — 「自製機芯」としての真価と、タグ・ホイヤーTH31との関係を解説

2025年3月、ブライトリング(Breitling)は待望の新作「TOP TIME」シリーズに、ブランド初の自製大三針機芯「B31」を搭載すると発表し、業界に注目されました。しかし一方で、「この機芯はタグ・ホイヤーのTH31-00と酷似しているのでは?」という声も。果たしてB31は本当に“自製”といえるのか?公式情報と技術的分析をもとに、徹底解説します。

Q. ブライトリングの「B31機芯」とは、どのような新機芯ですか?

A. ブライトリングスーパーコピー初の自製大三針機芯として開発され、2025年新作「TOP TIME」シリーズに搭載されています。

主なスペックは以下の通り:
直径:28.4mm
宝石数:26石
振動数:28,800 vph(4Hz)
動力貯蔵:78時間
精度認証:COSC(スイス公式クロノメーター検定)
装飾:橋板にジュネーヴ条紋、メインプレートに真珠円紋(ペルラージュ)、自動巻きローターはスケルトン加工+ブライトリングロゴ

これにより、従来の外注機芯(ETAやSellita)に頼らず、自社ブランドとしての技術的独立性を強化する狙いがあります。

Q. なぜ「自製機芯」と呼べるのですか? タグ・ホイヤーのTH31と関係があるのでは?

A. 確かに、B31とタグ・ホイヤーのTH31-00は、同じサプライヤー「Manufacture AMT SA(セリタ傘下)から供給されています。

しかし、「自製機芯(Manufacture Movement)」と「完全自社生産機芯」には明確な違いがあります:

完全自社生産:設計・製造・組立をすべて自社工房で実施(例:ロレックス、オーデマ ピゲ)
自製機芯:他社工場で生産されても、ブランドが仕様・デザイン・調整基準を主導し、専用にカスタマイズされたもの

B31は、ブライトリングが設計仕様を主導し、外観・仕上げ・性能要件を独自に定義した上でAMTに製造を依頼した「ブランド専用カスタム機芯」です。そのため、「自製機芯」としての分類は妥当です。

Q. B31とTH31-00の具体的な違いは何ですか?

A. 表面的なレイアウトは似ていますが、内部構造と仕上げに明確な差異があります。
項目 ブライトリング B31 タグ・ホイヤー TH31-00
宝石数 26石 30石

動力貯蔵 78時間 80時間

自動巻きローター スケルトン+ブライトリングロゴ 固体+タグ・ホイヤーロゴ

機芯装飾 ジュネーヴ条紋+真珠円紋 直線ストライプ+THロゴ

バランスホイール 無カ度微調装置(ポジショニングウェイト) 快慢針式

特に、B31が「無カ度微調」を採用している点は、高級機芯としての格付けを高める重要な要素です。これは、精度調整をバランスウェイトの位置で行う方式で、快慢針よりも長期的な安定性が高いとされます。

Q. これまでのブライトリングの「自製機芯」とはどう違うのですか?

A. これまでの主力自製機芯は以下の2つでした:

B01:2009年に登場した自社開発クロノグラフ機芯 — 完全自社設計で、業界に衝撃を与えた
B20:ケニッシ(Kenissi)製 — 帝舵(チュードル)のMT5612と姉妹機

B31は、B20のように外部パートナーと協業しながらも、より高いカスタマイズ度と独自性を実現した「次世代自製機芯」と位置付けられます。将来的には、B20を置き換える主力大三針機芯になる可能性があります。

Q. 総合的に見て、B31は信頼できる「自製機芯」ですか?

A. はい。以下の理由から、十分に「自製」と呼ぶに値します。

ブランドが設計仕様を主導し、専用に開発
外観・仕上げ・微調整機構で他社機芯と明確に差別化
78時間パワーリザーブ+COSC認定という高性能を実現
「B」頭文字命名(ブライトリングの自製機芯命名規則に準拠)

現代の高級時計業界では、完全自社生産よりも「ブランドの哲学が反映された専用機芯」こそが重要視されています。B31は、その意味でブライトリングの新たな技術的アイデンティティを示す、記念碑的な機芯です。

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